送る前にPDFの隠れた情報を消す

メタデータのツールでファイルを開き、一覧に出る項目をすべて読み、残したいものの選択を外して、きれいにしたコピーを保存します。PDFGymならブラウザーで1分ほどで終わり、ページがまったく変わっていないことをコピーで確認します。送る直前の最終版で行ってください。

PDFのメタデータを削除

前の会社の名前が残った提案書

フリーランスのコンサルタントの拓也さんは、木曜の9時に取引先への提案があります。ファイルは teian_final_v7.pdf、14ページで、2人とも代理店に勤めていた頃に元同僚が作ったテンプレートを使っています。ページを見るかぎり、彼自身の仕事です。ところがファイルのプロパティは別の話をしています。作成者の欄には元同僚の名前と代理店名が残り、作成日は2023年、キーワードには「社内用下書き、見積もりv3」とあります。

どれもページには印刷されないので、校正では見つかりません。ビューアーで文書のプロパティを開いたり、ファイルをスキャンツールに入れたりすれば、誰でも数秒で目にします。きれいにするのにかかる時間は、添え状のメールを書くより短く済みます。

PDFGymでファイルをきれいにする手順

メタデータの削除ツールとプライバシーチェックは同じ仕組みで動きます。どちらでもかまいませんが、前者はまさにこの作業向けに作られています。

  1. PDFのメタデータを削除を開き、完成したファイルを選びます。ファイルはブラウザーのタブの中で読み込まれ、アップロードされることはありません。
  2. 一覧を読みます。見つかった項目は、文書の詳細、ソフトウェア、日付、その他のメタデータ、埋め込みファイルに分けて値とともに表示されるので、古い作成者名や残ったキーワードを自分の目で確かめられます。
  3. 残したいものの選択を外します。見つかった項目は最初からすべて選ばれているので、「Webサイト改修のご提案」のような役に立つタイトルは、チェックを外したときだけ残ります。
  4. 「メタデータを削除」を押します。ツールは選んだ項目を除いた新しいコピーを書き出します。
  5. 確認を待ってからダウンロードします。コピーは開き直され、選んだ項目が消えていること、選ばなかった項目が残っていること、すべてのページと選択可能な文字が元のファイルと一致していることが確かめられます。

対応している項目が何も見つからなければ、その旨が表示され、削除するものはありません。

スキャンがPDFの中で見つけられるもの

ツールが報告する項目、それぞれがふつうどこから来るのか、そして拓也さんのようなファイルで何がわかってしまうかをまとめました。

スキャンが報告するPDFのメタデータと、そこからわかること
項目ふつうの出どころわかってしまうこと
タイトル、サブタイトル、キーワード元の文書で入力したもの、またはテンプレートから引き継いだもの古いプロジェクト名、最初に書いた相手の取引先、「下書き」のようなメモ
作成者ユーザーアカウント、または作成アプリに設定した名前あなたのフルネーム、使い回したファイルなら前の勤務先の名前
作成アプリ、PDF変換文書を書いたアプリと、それをPDFにしたアプリ使っているソフトとバージョン。スキャナーやプリンターのドライバーのこともあります
作成日と更新日ファイルを作って保存したときに自動で設定される「新しい」文書が実は2年前のものであること、深夜2時に仕上げたこと
XMPメタデータ多くのアプリが基本の項目と一緒に書き込む別のデータのかたまり同じ情報の2つ目のコピー。基本の項目だけを消しても残ります
文書IDファイルに書き込まれる固有のIDこのコピーと同じ文書のほかの版とのつながり
埋め込みファイルPDFに追加した添付ファイル表計算ファイルや下書きの丸ごとと、その元のファイル名
その他のメタデータ一部のアプリや会社のテンプレートが追加する独自の項目部署コード、社内の管理番号、ワークフローのメモ

名前が残ってしまう間違い

下書きをきれいにしてから、また編集する。圧縮、結合、書き出し直しをすると、ソフトウェアと日付の項目が新しく書き込まれます。圧縮も含めてほかの変更をすべて先に済ませ、メタデータの削除は最後の手順にしてください。

基本のプロパティだけを消す。アプリによっては、プロパティの画面でタイトルと作成者は編集できても、XMPのデータには手を付けないため、古い値が中に残ります。空になった画面を信じるのではなく、スキャンが表示する一覧を確認してください。

添付ファイルを忘れる。見積もりの表計算ファイルを添付したPDFは、相手にその表計算ファイルを丸ごと渡します。埋め込みファイルの項目を見て、社内向けだったものは削除してください。

ページ上の文字も隠れると思う。フッターや署名欄の名前はページの内容で、メタデータではありません。それを完全に消すのは墨消しの仕事で、上に黒い四角を描くだけでは足りません。墨消し漏れチェックで、四角の下に残った文字を見つけられます。

写真を見落とす。ツールが確認するのは、ファイル自体の項目と添付ファイルだけです。ページに配置した画像の中までは見ないので、写真に含まれるカメラや位置の情報は、写真を文書に入れる前に消しておく必要があります。

保護されたファイルをきれいにしようとする。パスワード付きのPDFは受け付けません。先にPDFのロックを解除でパスワードを外してください。ロックを解除したコピーにもタイトルや作成者などの項目は残るので、その後できれいにします。

ブラウザーのツールが向かない場合

ちょっとした疑問

名前だけ消して、文書のタイトルは残せますか?
できます。項目ごとにチェックボックスがあります。タイトルの横のチェックを外し、作成者は選んだままにすれば、作成者だけが削除されます。ボタンを使うには、少なくとも1つの項目を選んでおく必要があります。
本当にきれいになったかはどうすればわかりますか?
ツールは、きれいにしたコピーを提供する前に開き直します。選んだ項目がそれぞれ消えていること、選ばなかった項目が残っていること、ページと選択可能な文字が元と一致していることを確認します。どれか1つでも通らなければ、ダウンロードは出ません。
ファイルサイズは変わりますか?
変わることがあります。特に添付ファイルを削除した場合です。結果の画面には元のサイズと新しいコピーのサイズが並んで表示されるので、比べられます。
きれいにしている間、ファイルはどこかに送られますか?
送られません。読み込み、削除、確認はすべてブラウザーのタブの中で行われ、一覧に表示される値がPDFGymに送られることもありません。

ファイルを今すぐきれいにする

スキャンと削除はこのブラウザーのタブの中で行われ、ファイルは端末から出ません。新しいコピーはダウンロードが表示される前に検証されます。

PDFのメタデータを削除

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