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PDFを正しく黒塗りする方法:準備から仕上げまで
上から描き足すのではなく、印を付けた部分を取り除くツールを使います。PDFGymでは、隠したい範囲に印を付け、残りの文字を選択可能のままにするかを決めると、ツールがそのページを作り直し、新しいファイルをテストしてから初めてダウンロードを提供します。
印を付ける前にファイルを整える
たとえば、人事担当者が kujo-shiryo-2026.pdf を17時までに外部の調停人へ送るとします。印刷したメール、会議の要旨、2ページのスキャンした証人の陳述書を合わせた31ページです。同僚3人の氏名、自宅の住所1件、個人の携帯番号1件は調停人に渡してはいけません。10分の準備で、後からのやり直しを防げます。
- ほかの変更はすべて先に済ませます。PDFを結合での結合、並べ替え、圧縮、署名は今のうちに行います。黒塗りは送信前の最後の編集にするべきだからです。
- 手を加えていない元のファイルを別の場所に保存します。黒塗りしたファイルは元に戻せず、見落としがあったときに元のファイルが必要になります。
- 開くときにパスワードを求められるPDFなら、先にPDFのロックを解除でパスワードを外します(ロックを外す権利があるファイルに限ります)。黒塗りツールは保護されたファイルを開けません。
- 消す文字列を表記の揺れも含めてすべて書き出します。「佐藤美穂」「佐藤 美穂」「佐藤さん」「佐藤氏」、そして名前を含むメールアドレス
m.sato@などです。 - どのページがスキャンかをメモしておきます。スキャンの文字は画像なので、手でボックスを描く必要があります。
PDFGymで黒塗りする手順
- PDFを墨消しを開き、準備したファイルを選びます。ファイルはこのブラウザーのタブの中で読み込まれ、アップロードされることはありません。
- リストの文字列を1つずつ検索欄に入力し、「一致した箇所をすべてマーク」を押します。表記の揺れごとに繰り返します。
- プレビューのページを順に確認します。スキャンの文字、署名、写真、検索で拾えなかったものには「ボックスを描く」で四角を描きます。1つのまとまりだけに印を付けるときは「テキスト選択」に切り替えます。
- 必要なら「候補を検索する」を押すと、人名、住所、識別番号らしいものの一覧が出ます。消すべきものだけを残します。
- 出力を選びます。印のない文字を選択可能のままにするか、印を付けたページをフラット化(確定)するかです。
- 「PDFを墨消し」を押し、検証結果と、印を付けたページの処理前後の表示を確認してから、新しいファイルをダウンロードします。
印の付け方を選ぶ
| 方法 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| テキストを検索 | 多くのページに繰り返し出てくる氏名や番号 | 英字の大文字と小文字は区別しませんが、次の行にまたがる語句は一致しないことがあります。姓だけなど短い部分で検索してください |
| テキスト選択 | デジタルのページ上の1つの段落や行 | テキストのまとまり単位で印が付くため、意図より広くなることがあります |
| ボックスを描く | スキャン、画像、署名、印影、手書き | 文字の上下が隠れるよう、周りに余白を取って描いてください |
| 候補を検索する | 長いデジタル文書の最初の洗い出し | 対象は選択可能な英語のテキストのみで、最大250ページです。ボタンを押すと9.35 MBの検出エンジンが読み込まれます。見落とすこともあります |
方法を組み合わせるのが普通です。先ほどの資料なら、メール内の氏名は検索で拾え、証人の陳述書にはボックスが必要です。
選択可能かフラット化か:新しいファイルに残るもの
印のあるページはすべて、黒い部分を描き込んだ高解像度の画像として新たに描画されるため、そのページの元の描画命令は引き継がれません。初期設定のモードでは、その画像の上に、印の外にある語だけを含む見えないテキスト層を重ねます。これでページの残りの部分は、検索、コピー、スクリーンリーダーが引き続き使えます。フラット化ではこの層を作らないため、印のあるページでは何も選択できません。そのページの残りの語を検索やコピーに使う必要がないならフラット化を、長い報告書や提出書類なら初期設定を選んでください。
印のないページはそのままコピーされます。ただし、文書全体から削除されるものもあります。注釈、リンク、フォームフィールド、しおり、添付ファイル、文書のプロパティ、XMPメタデータです。受け取る人がクリックできる目次や入力できるフォームを必要としているなら、それは残らないと伝えてください。印のあるページは画像になるため、ファイルサイズが大きくなることもあります。
ダウンロードが表示される前にテストされること
新しいPDFを書き出した後、ツールはそれを開き直して検証します。ページ数とページサイズが元のファイルと一致していること。印を付けた各範囲がほぼ完全に黒く描画されること。選択可能な文字が印と重なっていないこと。残りのテキストが想定どおりであること。削除した4文字以上の断片が、生のバイト列の中にプレーンテキストでも16進数でも見つからないこと。対応しているメタデータと添付ファイルが消えていること。どれか1つでも通らなければ、ファイルではなくエラーが表示されます。
これらのテストは、この出力についてのものです。別の視点で確かめたいなら、ダウンロードしたファイルを墨消し漏れチェックにかけてください。その結果で何を否定でき、何を否定できないかは、黒塗りの下の文字についてのガイドで説明しています。
個人情報が残ってしまううっかりミス
先に黒塗りして、後から結合する。黒塗りの後に編集すると、検証していないファイルができます。対策:黒塗りは最後に行い、何か変える必要があるなら元のファイルから黒塗りをやり直します。
フルネームだけで検索する。名字だけ、敬称付き、メールアドレスなどがすり抜けます。対策:表記ごとに検索し、すべてのページを通常の大きさで一度読みます。
前後の文脈を残す。「夜勤の唯一の責任者」という説明の横で名前を黒塗りしても、誰なのかはわかってしまいます。対策:その説明や役職名にも印を付けます。
スキャンに候補が出ると思い込む。画像だけのページには選択可能なテキストがないため、検出エンジンはそのページを飛ばします。対策:手でボックスを描きます。
中身がわかるファイル名。sato-kujo.pdf という名前では、丁寧な作業が台無しです。対策:送る前にダウンロードしたファイルの名前を変えます。
ほかの手段に任せたほうがよい場合
ボックスはただの黒です。裁判所や公文書の担当部署、情報公開の手続きで、各ボックスへの不開示理由の記載、黒塗りの記録、ページ番号が求められるなら、その手順に合わせて作られたソフトを使うか、担当部署の指示に従ってください。機密文書や規制対象の記録について勤務先が承認済みの黒塗りソフトを指定している場合も同じです。
1週間に数百ファイルを処理するなら、タブで1つずつではなく、一括処理のできるデスクトップやサーバーのソフトが向いています。テキスト層のないスキャンでもここでボックスを使って黒塗りできますが、すべての記載箇所を検索で見つけたいなら、先にOCRにかける必要があります。また、英語以外の文書、たとえば日本語の文書では候補に頼らず、検索と丁寧な読み直しを使ってください。
すぐにわかる答え
- 黒塗りの後もリンクやしおりは使えますか?
- 使えません。リンク、注釈、フォームフィールド、しおりは、印のないページも含めて文書全体から削除されます。印のないページの本文と画像はそのまま残ります。
- ダウンロードした後に黒塗りを元に戻せますか?
- そのファイルでは戻せません。印を付けた内容はファイルに入っていないからです。保存しておいた元のファイルに戻り、黒塗りをやり直してください。
- 個人情報の検出エンジンは文字をどこかに送りますか?
- 送りません。検出エンジンはボタンを押したときにタブへダウンロードされ、選択可能なテキストをその場で読み取ります。
- ダウンロードではなくエラーが表示されたのはなぜですか?
- 新しいファイルに対するテストの1つが通らなかったため、確認できていないものを渡す代わりに出力を止めました。印を見直して、もう一度実行してください。
黒塗りを始める
PDFを墨消しでファイルを開いてください。すべての処理はこの端末の中で行われ、新しいコピーはテストを通ってからダウンロードできるようになります。
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